代表・とさきってどんな人?(2)-人生の分岐点
「人生の分岐点」と仰々しい言葉を使っていますが、後になって振り返ると分岐点だったんだろうな、と思うことが起こります。
なぜか器械体操
高校生になり、なんとなく人より得意だった器械体操の部活へ。
自分で決めたというよりも、何かした方が良いけど特にこれと言って何もなく始めた、という感じで開始。
しかし、運動神経がそれほど良かった訳でもなく、バク転しようとして頭から落ちたり、高い跳び箱にはかなり恐怖を感じたり…
そんななか、2~3ヶ月して「あん馬」の練習中に事件は起こりました。
高校生「下半身不随…!?」
「あん馬」は上の画像です。
いきなり画像のようなことは出来ないので、蛙のような格好で台の上で耐えるという練習をしていたときのことです。
着地をしようとしたときにバランスを崩し………
「やばい!!」
と思っても制御が効かず、なすがまま手が離れずに、前のめりに頭から床へ落ちてしまいました。
腰への衝撃と痛み、そして何より「下半身の感覚がない」…!
手の指はピクッと動く………
でも足や足の指の感覚がない………
正直、下半身不随を覚悟しました。
数分の葛藤があり、意を決して足の指を動かそうとした結果…
ピク…ッ!
う、動いた!!
このときの安堵感は凄まじかったです。
良かった~という安堵で涙をこぼしたほどです。
正直、中学の死を覚悟したときよりも恐怖がありました。
そこから30分程動けず、安静にして多少動けるようになってから帰宅。
その後、すぐに病院に行けばいいのですが、すぐには行かず…
「お前、将来歩けなくなるぞ」
怪我をして少し経ってから病院へ。
そのときの診断は、「背骨(腰椎)の一部が潰れている」と言われた覚えがあります。
そこからコルセットを巻く生活をしていました。
学校には、電車で乗り換え2回&1時間以上もかけて通っていたので、かなり辛かった覚えがあります。
正直、その頃の記憶があまりありません。
更に時が経ち大学生になり、腰痛が収まらなかったため整骨院で診てもらいました。
そのときに指摘されて初めて分かりましたが、真っすぐ立っていられませんでした。
重心が定まらず、常に小さくくるくる回っており、バランスが全く取れていませんでした。
そして、「将来歩けなくなるぞ」と言われて絶望しました。
ただ、「筋トレをしなければ」とも言われ、筋トレが自分を救うのかも?と思うようになりました。
元々体格がいい体には興味があり、その前から腕立て伏せ等をやっては辞めてという繰り返しをしていたのですが、本格的にやろうという思いが出てきました。
と言いながら、10年くらいは本格的に筋トレをしなかった愚かな自分でした…