事業やってて思ったこと(1)-税金関係
いわゆる経営者となったわけですが、色々気づいたことを書き記していきます。
ただの備忘録的&もし誰かから開業したいという相談があったときのために残しておきます。
1.税金の考え方
サラリーマンと大きく違うのが税金のかかり方。
ものすごく簡単に言うと、税金がかかるのは以下のとおり。
サラリーマン:収入
自営業 :売上-経費
自営業だとこの経費という存在があり、「経費が大きいほど税金は小さくなる」という特徴がある。
(経費=サラリーマンなら本人が支払わなくてもいいもの。言い換えると、会社が用意してくれているもの)(経費は魔法じゃないぞ)
2.最初の3年は気にするな
大きな経費といえば「マシン」と「家賃」。
(1)マシン
減価償却が3年なので、マシンを900万で購入したとして、毎年300万の経費となる。
(2)家賃
毎月かかる。30万として年間360万の経費となる。
(1)+(2)=300+360=660万(最初の3年)
それ以外にも色々と経費はかかるので、+90の年750万とする。
税金がかかるラインを100万とすると、750+100=年850。
「自営業:売上-経費」が税金のおおまかな計算方法であるため、
●「収入が年850万以上」にならないと税金はかからない
赤字分は翌年に繰り越せるので、よほど順調にいかない限りは
3年は税金のことは考えなくていい
(細かく言うと…)
住民税は1年遅れの支払いになるので、開業1年目は前年の収入による。
自分の場合は、サラリーマン最終年と開業1年目が同年だったため、「サラリーマンの収入-開業にかかった経費」に対して税金がかかった。
といっても、開業費はかなり多額になったので、非課税ラインまでいった。
税金がかかるどころか、サラリーマン時代に支払っていた所得税が還付という形で結構戻ってきた。
なお、非課税ラインでも、均等割(5,000円くらい)という所得に関係なくかかってくるものはある。
3.保険料
国保に加入することになるが、これも「売上-経費」に応じて計算されるので比較的安くなる。
サラリーマン時代の保険を継続する(任意保険)という選択を取っていたが、計算したところ明らかに国保に加入した方が安い。(危うくめちゃくちゃ損するところだった)
ちなみに、非課税ラインだと月1万程度(それでも高いと感じるけど)。
なお、年金は固定額のため安くならない(2年分一括払いで若干は安くなる)。
ということで、最初の3年は税金や保険料に惑わされないで、「売上を上げる(会員数を増やす)」ことに注力すべき。